やすり いろいろ

工具・道具・治具

やすりについて

木工加工で使うやすりは木工用やすりになりますが、加工の過程で金工用やすりや他のやすりが必要になることもあります。
やすり部分の形状も様々で
・方形断面の「平やすり」
・半月断面の「甲丸やすり」
・丸 断面の「丸やすり」
・三角断面の「角やすり」
などがあります。

やすりの種類

(1) 金やすり
一般的には金属類を加工する時に用いるやすりです。
形状は前述どおり様々あります。
荒さも「荒目」「中目」「細目」などあります。
木工との関連では、鋸刃の目立てやすりもこの仲間ですし、チェンソーの目立てにも金やすりの丸やすりを使います。
後述しますが木工ドリル刃を最初に使うときには加工しておいた方がよいと思います
(2) 木やすり
金やすりよりも目が荒く作ってあります。
形状は「甲丸やすり」や「平やすり」がほとんどです。
細工加工や欅などの堅木を削る時に使います。
(3) その他のやすりとして…
「ノコギリやすり」は断熱材などザクザクと削る作業に適しています。
「サンダーやすり」というものも形状や荒さが何種類かあるようです。
とりあえず爺の工房にあるものをあげてみました。

やすり加工のコツ

1番大切なことは、やすりがけの対象物をしっかりと固定することです。
2番目は、比較的大きなやすりを使う時には柄の部分だけでは無く、先の部分もしっかりと握ることです。
3番目としては、仕上げの時には特にですが、やすりの動きをしっかりと意識してトレースしてください。
いったん削ってしまったものは元には戻らないことを理解しましょう。

その他 注意とコツ

これはコツと言うよりも大切な注意事項です

木工用のドリルの刃は新品で購入した時にやっておくべきことがあります。
特に大口径のドリルビットでは、使用前には確実にやっておくことをお勧めします
それは上図の赤丸の部分を金工やすりで削り、ネジ山を1/3程度になるように落とすことです。
その際に最先端(刃の中心を決めるので)は絶対に触らないようにしてください。
 理由
なぜこの部分を頑固にネジ切りしてあるのかは爺にはわかりませんが、新品のままで即使い始めると、必ずドリルごともの凄いチカラで食い込んで行きます。
 対象物が「いい加減」に固定してあると、それごと回転します
逆に対象物がしっかり固定されているとドリルに大きなチカラが加わります。
電動のドリルを使う時は本当に気をつけていただきたいです。
それでは注意を守っていただき木工ライフを楽しんでください。
Let’s try!

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