木工技術について
木工に限らず「技術」というものは相対的なものだと思います。
このやり方が100%正しい!とは言い切れないないのがその理由です。
時と場合によって手順が逆になったり、昨日までベストであった手法であっても今日は全く別の方法が上回ることなど、日常茶飯事であるからです。
同じものを加工するのであっても、Aという人の加工手順や方法とBという人の加工手順や方法では異なるものです。
どちらが上とか下とか言うことでは無いと考えます。
工具や治具のあり方でも技術や手順は異なってくるのが当然ですし、たとえ同一人物のモノづくりであっても、本人が初心者であった時と技術が向上した時では大きく違ってくることでしょう。
何を隠そう(ナニも隠していませんが)私自身も木工を始めた頃は今と比べると、相当に未熟でありました。
今でも自慢できる「技術」とは言い難いものがありますが、時間の経過が経験を重ねさせてくれ、それなりの考えを持つ様にはなって来ました。
少しずつではありますが、木工の「技術」を中心に爺の思うところを記していきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。 2024.04吉日