久しぶりの東京2

その他

清渓セミナー受講のため久しぶりの上京2日目

・セミナー講師と講座内容(本日も素晴らしい)
[講義Ⅳ 微生物の力で燃やせるごみをエネルギーに再資源化]
講師:見澤 直人氏 [エビス紙料株式会社代表取締役]
日本では、ほとんどのごみを焼却処分しており、その割合は80%弱にもなる。
この燃やせるごみをエネルギーに変え、再資源化する方法として、好気性発酵乾燥方式のリサイクル例を、香川県三豊市の取り組み例をもとに発表された。
リサイクルの原料となる「家庭系一般廃棄物(燃やせるごみ)」「事業系一般廃棄物(燃やせるゴミ)」「産業廃棄物(残さ付き廃プラスティック)」を粉砕混合し、バイオトンネルで発光乾燥させ選別し、異物は最終処分場へ、その他は固形燃料原料へと循環させるものです。
三豊市では年間のごみ量が約10,000トンであり、そこから固形燃料原料が約5,000トン、更には産業廃棄物のプラスティックや紙類を合わせると、三豊市全体で約64%のリサイクル率となっているとのことでした。
2021年度の実績で、これまで燃やしていたごみを燃やさないので削減される二酸化炭素排出抑制効果が3,926トンであり、固形燃料が石炭の代わりに使用されることから石炭の出していたCO2が6,246トン削減と、年間合計10,172トンのCO2削減効果があるとのこと。
「ごみは資源であり燃やさない」のコンセプトの重要性に改めて気付かされました。

[講義Ⅴ SDGsの行政実務での活用]
講師:高木 超氏 [慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任助教]
SDGsとは達成期限2030年を目標とする世界中が取り組む目標であり、17目標169ターゲット、231指標(重複を除く)のことです。
2024年のSDGs 達成度ランキングで日本は世界167ヶ国中18位となっています。
SDGsの理念は「誰一人取り残さない」であり、「ペットボトルを使わないはエコだけど、SDGsはペットボトルを作る人をも取り残さない。ことです。
公民連携を成功させるポイントは二つあり、ひとつは「スピード感のズレを克服すること」もうひとつは「言葉の意味のズレを整えること」と結論づけられました。
また、SDGs達成に必要なことは、多様な人々が連携し、目標達成に向けて取り組む必要があるともおっしゃっておられました。

講義Ⅵ 未来の子どもたちへ地球を引き継ぐために]
講師:谷口 たかひさ氏 [ホームレス環境活動家]

今回のゼミの中で最も感動した出色の講義でした。
爺は自分で言うのも何ですが、外見で人を判断することはほとんど無い人間だと自負しています。
しかし、壇上に立たれた谷口 たかひさ氏を見た時、そして話を始められた時には、どこにでも居そうな街のハンサムな若者という印象を持ちました。
きっと髪の毛を染めておられた事、Tシャツにソフトジャケットという軽目の服装、一文が短文で囁くような語り口調だったので、そう思ったのでしょう。
外見に惑わされないと公言しないようにする必要がありますね。
講義開始後 数分でその印象は見事に打ち破られ、一言も聞き漏らすまいと爺は翻心したのでありました。
1988年大阪の生まれとのことですので、まだ30代の青年の講義に、夢中で聞き入りました。
経験に裏付けられた話や考え方に触れ、自分は何と緩い生き方をしてきたのだろうと、反省もしました。
この記事の最後に【本日の1冊 002】の項目を付けますので、そちらもご覧ください。
そして是非購読いただきたいと思います。

爺の上京の楽しみ part2 (宿泊の有無に関わらず)

上京した以上必ず帰郷します。(当たり前か?)
宿泊の有無に関わらず、出来るだけ遅い新幹線を使うようにしています。
それは、東京駅周辺に時間調整も兼ねて寄り道したい所があるからです。
1番はMARUZEN書店です。
ここは何と言っても大型書店であり、爺の住む田舎の大型書店でも置いて無いようなマイナーな本もしっかりと揃っているのです。
最近ではAMAZONなども利用していますが、現物の書籍を手に取り、場合によっては比較検討できることは、本当にありがたいです。
2番目、3番目は八重洲口にある大丸東京店のインショップであるHANDSと石井スポーツです。
HANDSでは木工やモノ造りに関係する部品調達やデザイン・トレンドの勉強をさせてもらいます。
石井スポーツではアウトドア関連商品の調達や参考に利用させてもらっています。
その他にも、お土産や食事が必要なら東京駅そのもので事足りていますし、近くのKITTEでしたか?あそこも時によっては利用させていただきます。
特に理由はありませんが、有楽町の「吉野家」も好きだなぁ。
と爺の東京での主な徘徊場所でした。

今回の上京で得たもの

その1
今年は例年になく良い書籍との出会いがありました。
この記事最後に紹介します「シン・スタンダード」も素晴らしい本でした。
今年読んだ良書の中のベスト3には入ると思います。
帰りにはMARUZEN書店に直行し、買い求めました。
新幹線の待合と新幹線乗車中に読み終えることができました。
・正義の反対は別の正義
・まぜるな危険事実と考え
・努力する人は楽しんでいる人に勝てない
・沈黙は容認
・疑問を持てないのは教育では無く信仰  等々
一読の価値は充分にあります。
できれば若い方々に読んでいただきたいです。

その2
今回の新幹線往復の切符は、初めてチケットレスに挑戦してみました。
交通系ICカードと新幹線切符の連携と他愛も無く聞こえますが、爺のような高齢者には、革命的な試みでした。
昨年、さわらび婆と北海道旅行に行った時、ANAのチケットをスマホに入れてのチケットレス初体験をしました。
今回SUICAでのチケットレスでしたが、ANAの方はアプリでいつでもチケットが確認できるのに対して、SUICAの方はスマホでは・利用列車名・号車番号・座席番号も確認できずでした。
新幹線乗り場に入ってしまえば、確認用の機器がありましたが、SUICAアプリだけでいつでも確認可能に、改革すべきだと感じます。
なにはともあれ、無事に往復の新幹線に乗車できました。
次回からはスキルアップした爺が居ることでしょう。

Let’s try!

本日の1冊 002 「シン・スタンダード」

書籍名:シン・スタンダード
著作名:谷口たかひさ
出版社:株式会社 サンマーク出版

人が生きると言うことは、どのようなことなのかと言う疑問に対する答えがソコにあると思います。
是非、購入されて読んでみていただきたい1冊です。

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