8年ぶりに台湾へ行ってきました。(3)

その他

7月30日〜31日 台南→台北→帰国

台南での大学と企業視察

日台交流サミットの2日目として、オプショナルツアーが企画されました。
私は「長榮大學」とスーツケースメーカーの「eminent社」のコースに参加しました。
「長榮大學」は総合大学であり、広大なキャンパスを電動アシスト自転車で移動しながらの見学でした。
大規模なビオトープ施設では、自然エネルギーの循環利用についての研究をされていて、アフリカからの留学生も学んでいました。
担当教授が、「皆さんはチンパンジーと猿の違いをご存知ですか?」と聞かれましたが、誰も答えられませんでした。
答えは尻尾のあるのが猿で、無いのがチンパンジーなどの類人猿になるそうです。
生物学上、全く異なるものだということでした。

次に訪れたのが、「eminent社」。
大勢の見学者を前に、社長さんが歌(カラオケ)とサックスの演奏で歓迎してくださいました。
会社の創業から素材の研究を苦労してきた甲斐があり、今ではオリジナルブランドだけでは無く、世界的に有名なブランドのOEM制作もしているとの説明がありました。
実際にショールームでは、よく知っている様々なブランドの製品が多くディスプレーされており、日本の有名なブランドのものも並んでいました。
「どれでも3割引で販売します。」とのことでしたが、さすがにスーツケースを持って海外旅行に来たので、更にもうひとつはいらないのでした。
オシャレなリュックを求めている女性の方もおられました。

台南高速鉄道駅で日本の新幹線と出会う

台湾高速鉄道(高鉄)の台南駅そばに日本の新幹線0系電車が展示されていました。
爺が子供の頃、東京オリンピックに合わせるかたちで1964年(昭和39年)に世界で初めて200 km/h を超える営業運転を開始したニュースを見た記憶がおぼろげにあります。
国外にある0系新幹線は、英国国立鉄道博物館に寄贈された車両と台南にあるこの車両だけだとの説明がありました。
異国の地で遥か昔の記憶にある電車車両を見て、「鉄オタ」ではないのですが、感慨深い思いをしました。

台湾のコンビニ事情

台湾では、セブン-イレブンとファミリーマートが実に多くありました。
レジ袋は原則として自前で用意することを含め、日本と大きく違うところはあまり無いように感じましたが、お店によっては、イートイン可能なスペースが店内にあることと、レシートには申し訳程度に買い物総額と日付の表記があるだけで、そのスペースのほとんどは、宝くじのようなものが印字されていました。
簡単には当選しないようですが、面白いシステムだと思いました。
円安の影響からだと思うのですが、8年前に台北を訪れた時よりも、物価が総じて高いように感じました。
8年前が新台湾$×4=日本円でしたが、今回は新台湾$×5=日本円程度の為替換算でしたので、当然のことでしょう。
それでも、日本製のビールがお茶と変わらない位の値段、35新台湾$(175円ほど)は少し割安感がありました。
海外旅行へ行く時は円高であればいいと、当たり前の感想をもった次第です。

台湾最後の夜(台北)

台湾高鉄(新幹線)に乗り台北に戻ってきました。
今夜が最後の台湾の夜になりました。
現地添乗員が日本人の口に合うお店ということで、「大三元酒樓」に予約を入れてくれていました。
確かに日本のレストランでの食事のように、どの料理も美味しくいただきました。
特に「シチューポットパイ」のようなものの中身がカレーの料理は、なぜか日本でのカレーを思い出すような味付けで、私的には本当に美味しかったです。
もうひとつ愉快だったのは、お店の名前の通りですが、「發白中のお餅」が出たことです。
「まんまやないかー。」と皆んなで笑いながら、歓談しました。

帰国(7月31日)

これまで何度も海外旅行をしてきましたが、非日常の緊張からでしょうか、飛行機でビールを所望したことは無かったと思います。
今回はキャビンアテンダントさんが「ビールもありますよ。」と言ってくださったので、嬉々として首を縦にふりました。
よく冷えた日本製缶ビールと紙コップに加えてANAのおつまみ(スナックミックス)を座席テーブルに置いてくれました。
やはり、日本人なんですね。
ほんの3、4日異国の地に滞在しただけなのに、ビールもナッツも染みるほど美味しかったです。(さすがにオカワリはしませんでした。笑)
座席モニターの地図や飛行データをぼんやりと眺めながら、今回の台湾行の思い出を反芻していました。

Let’s try!

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