8年ぶりに台湾へ行ってきました。(2)

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7月29日烏山頭水庫→第10回全国日台交流サミットin台南

烏山頭水庫

台南市は台湾において、最も早く開発された市街地であり、長い歴史を感じさせる台湾第4の都市です。
日本で言えば、京都などに近いのかも知れません。
現在も台湾と日本との関係は良好ですし、治安も良い国のひとつであると思います。
一般的に台湾は南へ行けば行くほど更に「親日的」と言われます。
純朴で親切な人が多いのもその理由の一つだと感じましたが、過去に日本人が行った台湾への貢献もあったのであろうと思われました。
その代表的なものが「烏山頭水庫(八田ダム)」です。

「烏山頭水庫(八田ダム)」は1920年〜1930年まで10年の歳月をかけ竣工されました。
八田與一氏は当時不毛の大地と呼ばれていた嘉南(かなん)平原に、総堰堤延長1,273mに及ぶ当時としては、東洋一の規模である「烏山頭水庫(八田ダム)」」と、総延長16,000kmにおよぶ給排水路を完成させました。
その結果、嘉南(かなん)平原は台湾最大の穀倉地帯となりました。
100年近く経過した現在も現役の施設として稼働していることは、例えその時々にメンテナンスを繰り返したとしても、素晴らしい仕事だったことが偲ばれます。
「八田與一記念園區(八田記念公園)」として、広大な面積が整備されていて、展示館では八田與一技師の生涯と功績が紹介されていました。
台風被害があったばかりでしたが、私たちの見学中も台湾の各地からの観光客が訪れていたことからも、その偉業を感じることができました。

担々麺(タンタンメン)の元祖?担仔麺(タンツーメン)の総本家

さすがに歴史のある街「台南」です。
昼食は130年ほどの歴史がある「度小月」というお店でした。
「度小月」(ドゥーシャウユェー)は創設者である洪さんが漁師だったのですが、天候が悪くて不漁の期間を「小月」と呼んでいて、この時期の収入を得るために、「麺料理」を行商したのが始まりとのことです。
現在は四代目が経営されており、台湾国内だけでは無く、海外にも支店を展開されているそうです。
「担仔」(タンツー)の意味は天秤棒で、道具一式を担ぎ売り歩いたことから「担々麺」(タンタンメン)という名前がついたという説明がありました。

私は昼食も堪能しましたが、木工家として店内外に置いてある順番待ちのベンチや食事に使う趣のあるベンチに惹かれました。
天然木の持つ魅力は時代や国を問わないものだと感心しました。
どこにいても勉強になるものですね。

第10回全国日台交流サミットin台南

午後からは、今回の訪台目的である「第10回全国日台交流サミットin台南」に参加しました。
会場はフォルモサ ヨットリゾート 福爾摩沙遊艇酒店(国際宴会場)という大型のリゾートホテルの大ホールでした。
これが長丁場、且つ大規模で14:00の受付から21:00の夕食宴会終了まで7時間の間、500人以上の参加者が一堂に会しました。

開会式に始まり、特別講演、協議会報告、台南宣言、交流パーティと続きました。
幕間には、台湾の子供たちによる太鼓演舞や獅子舞のような伝統的な演目もあり、友好的な時間が流れて行きました。

 

 

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