電動工具を知ろう! ルーター ・トリマー

工具・道具・治具

ルーター(トリマー)について

前回の「電動ドリル」「ドライバードリル」の記事で、木工を始めて最初に揃える電動工具は「電動ドリル」の部類か「ルーター」「トリマー」の部類だと書きました。
実際に使ってみられれば理解していただけると思いますが、この電動工具は、実に様々な働きをしてくれます。
 「切る」「溝を掘る」「面をとる」「成形(倣らい加工)する」など、文字にしてみると大したことなさそうですが、爺の工房には同じルーターが3台、トリマーが2台あることからも、使用頻度と利便性の高さが計り知れると思います。
高回転で動く工具ですので、安全面での注意を怠らないようにしましょう。
これらの電動工具もご多分に漏れず、最近の傾向で充電式のものが出回っています。
爺も次回、購入することがあれば、ひょっとしたら充電式のものを買うかもしれません。

「ルーター」と「トリマー」ですが、主な違いはトルクと重量にあると考えます。
「ルーター」の長所と特徴は
1. トルクが大きいので、「切る」「溝を掘る」「成形(倣らい加工)する」といった作業向きです。大き    な「面取り」にも向いています。
2. 操作性についても、深さをワンタッチで調整できることや安定性があるので、大型の部品加工にも向いています。
3. 大きな板の平面出しや刳物(くりもの)など、治具を工夫することで、実に様々な加工に活躍する電動工具です。

「トリマー」の長所と特徴は
1. 「ルーター」と比較して、軽くて取り回しが楽ですので、大・中・小部品の「面取り」加工に最適です。
2. 「ルーター」では扱いにくい小さな部品の「溝掘り」など、に活躍します。

最初にも書きましたが、「ルーター」や「トリマー」は木工加工のほとんどの領域をカバーするスグレモノ電動工具です。
 「切る」に関しては、ストレートビットと簡単な治具やガイドの組み合わせで、
お手のものです。
 「溝を掘る」に関しては、これもまた「切る」同様に適切なビットと簡単な治具やガイドの組み合わせで、簡単にできます。
 「面をとる」に関しては、ルーターだけでは無くトリマーも得意な作業です。
 「成形(倣らい加工)する」実は、この作業がルーターの本領発揮だろうと思います。
付属の「テンプレートガイド」を使うことで型通りのものが本当に簡単に加工できます。(下図参照)

複雑な形状のものでも、「型」さえ作ってしまえば、大量生産も苦にならないほどです。
「その他」例えば、直径15㎜のストレートビットをつけて、直径15㎜の穴を任意の場所に開けるなど、はとても簡単な作業となります。

今日の1本(映画)001 「ショーシャンクの空に」

「ルーター」は1番よく使う電動工具です。(少なくとも爺はそうです)
こんな便利な工具を利用しない手はありません。
今後は続編で、治具などを併用した実践的な記事を書きたいと思っています。
便利といえば思い出す映画があります。

原 題 :The Shawshank Redemption
邦 題 :ショーシャンクの空に
配 給 :コロンビア=ワーナー
公 開 :1994年9月10日(アメリカ) 1995年6月3日(日本)
主な俳優: ティム・ロビンス モーガン・フリーマン

あまりにも有名な映画で、今さら紹介するのもどうかと思われるのですが、大好きな映画の一つです。 (ベタですみません)
モーガンフリーマン「レッド」が調達屋(便利屋)を演じています。
実は単なる調達屋(便利屋)では無くて、人生の先生であったり、出会って以降の生涯の親友であったりするわけです。
万人にお薦めできる素晴らしい映画です。
「こじつけ」に聞こえるかもしれませんが、この「レッド」の主人公に対する存在が木工における「ルーター」だと爺は思っています。
無くてはならない存在ということです。
原作となったスティーブン・キングの小説「Rita Hayworth and Shawshank Redemption」(刑務所のリタ・ヘイワース)(直訳では「リタ・ヘイワースとショーシャンクの救い」でしょうか?)のセンスも好きだなぁ..
「刑務所のリタ・ヘイワース」を邦題に使って欲しかったくらいです。
きっと、それでは興行収益に響くのでしょうね…。
爽快感や生きる元気が湧いてくる映画です。
もし、まだ観ていない方がいらっしゃったら、ぜひ鑑賞してください!

Let’s try!

 

 

 

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