薪作りに挑戦しよう!!(その2)

加工法

薪割り

前回の記事で薪作りの3工程
1. 「原木の玉切り」
2. 「薪割り」
3. 「ストックと乾燥」
の内1. 「原木の玉切り」までお話しました。
そこで、今回は「薪割り」からとなります。
玉切りする時には円柱状にすると前に書いたのは、薪割り時に、以下のどの方法を用いることになっても、安定するからです。
薪割りについては大まかに言って三通りの方法があると思っています。

エンジン付き・電動機付きなど、専用大型機械による薪割り

 

画像 1

大量に薪割りをしたい・力を使いたく無い・短時間で薪割りを終えたいなどの条件があるのであれば、この方法になります。
性能についてはピンキリで、10万円を切る価格のものもあれば、数十万円というものもあります。
薪製造を職業にするのであれば、既製品では無く、更に大型の「施設」と言われるようなものもあります。

爺は現在「画像1」の機械を使っていますが、性能に関しては満足しています。
価格については購入当時、随分と無理をしたのを覚えています。
これはエンジン付きのモノですが、電動よりはチカラがあります。
非力な方でもドンドン薪割りが出来るのが長所です。
このカテゴリーのものを選択するのであれば、薪割りのパワーや価格、エンジンか電動機かの選択と保管場所の判断を誤らないことが大切です。
一度購入してしまうと、自身の用途に合わないからといっても、交換や処分が大変です。
特に保管場所については、盲点となりやすいと思います。
薪割りを職業にするなら別ですが、年に何度も使わなくても、雨風には遭わせたくない機械ではあります。

手動薪割り機・薪割り台などの専用道具による薪割り

画像 2

手動薪割り機は「エンジン付き・電動機付薪割り機」の動力を手動にしたもので、テコの原理と油圧を使い薪割りするものです。
ご近所で使っておられたので、体験させてもらいました。
思った以上にチカラはありました。
気長に自家消費用の薪を作るのであれば、選択肢のひとつと思います。
「画像2」は薪割り台の一例です。
これは玉切りにした材木を上に乗せ、ハンマーで打って薪を割るものです。
薪割り作業としては、比較的安全なやり方かもしれません。
保管場所も心配しなくても良いでしょうし、構造の簡単な鉄製ですので故障の心配もいらないでしょう。
短所としては作業効率の悪さと、体力が必要なことがあります。
大径木の材木には対応出来ないことも挙げられるでしょう。

斧・アックス・鉈などによる薪割り

画像 3

「薪割り」というイメージに最も近い作業がこれではないかと思います。
大きな刃物をチカラいっぱい振り下ろすので、最も危険度が高いものになります。
「斧・アックス」は、円弧を描くように振り下ろすのではありません。
 振りかぶりの最初から振り終わりの最後まで、斧を地面に鉛直に・直線的に振り下ろすのが正しいやり方です。
これは自身の下半身を傷つけ無いようにするためで、膝と腰と腕のコンビネーションを上手く使うのが大切になります。
怪我の無い作業を心がけましょう。
さて、材木の下敷きとして、刃物保護のために大きめの「台」が必要です。
薪割り用材木を入手した時に、1番大口径で丈夫そうなものを安定良くなるように円柱状に(上辺と底辺が平行になるように)適宜の高さで玉切りし「台」として使えばいいと考えます。
言ってみれば、台所で使う「まな板」の役目をするものです。
一つ専用のものを用意しておけば、永く使えます。
最終的には「薪」としても使えます。
「斧・アックス」については大きな刃物だという認識が必要です。
実際にどうかは別として、過去にカナダの木樵の仕事や競技会を紹介するテレビ番組を観ていたところ、木樵のチャンピオンが言っていました。
「刃物の切れ味が斧の命だ。優秀な木樵ほど斧を大切にする。俺の斧は自分の髭剃りもできるぜ。」と…。
爺は「斧・アックス」について、無骨で大味なイメージがありましたが、これほど繊細なものなのだと知りました。
「刃物は切れてナンボだ。」ということは洋の東西や道具の種類を問わないものですね。

爺の主観的薪割り方法 分類表

薪割りについては、概ね以上の方法であろうと思います。
いずれの方法にも一長一短があり、「これだ!」とはいかないものでしょう。
自分の環境で、どの方法が最適なのかを考慮する必要があります。
爺の独断と偏見で一覧表を作ってみました。(画像4)
爺の主観バリバリですが、なにかの参考にしてみてください。

画像 4

ストックと乾燥

薪割り工程が済んだら、いよいよストックと乾燥です。
薪は形になって出来上がりとはなりません。

画像 5

爺は画像5のような「ストックスペース」と、木で作った約1mの「立方体の箱」に納めています。
大切なことは、一度薪棚に収納したからと言って、薪として使うまでこれで吉(よし)では無いことです。
半年とか1年とかのタイムスパンで積み直しをして空気の通りを確保しましょう。
薪としての完成を待つ時間になります。
乾燥不足の薪は燃焼しにくいだけでは無く、無駄に煙やタールが出やすく、人にとってもストーブにとっても決して良くはありません。
無垢材と付き合うには木の乾燥と無関係ではいられません。
薪ではありませんが、木製品の材料としての乾燥に関しては前記事「薪作りに挑戦しよう!!(その1)」「薪の適材とは?」の項目を合わせてご覧ください。

 

Let’s try!

本日の一本(映画)004  「極大射程」

ストーリーとしては、元アメリカ海兵隊の腕利き狙撃兵のスワガー一等軍曹(マーク・ウォールバーグ)が黒幕である大物上院議員たちによって、大統領暗殺未遂犯に仕立て上げられてしまう。
主人公のスワガーは訪れるピンチに対して、元エリート海兵隊としてのノウハウで打ち勝ち、無実を証明する直前までいくのですが…
最終的には正義が勝つ! といった爽快感のある物語です。(爽快感の良し悪しは別にしてですが)
さて、物語のプロローグではスナイパーを引退し、大自然の中で悠々自適に生活をする主人公と愛犬(涙)…が描かれています。
ほんの一瞬ですが、ストックしてある「薪」や玉切りされた丸太が出てきます。
もっと「薪」や「薪ストーブ」が登場する映画はいくつもあるのでしょうが、爺はこの挿入部分が何故か心に残っています。
それは、これから始まる理不尽で激しいストーリー展開を前にした、平穏な「暮らし」を描いているからだけでは無いように思います。
爺とは異なるライフスタイルなので、なぜ心を魅かれるのかは解りません。
憧れなのかもしれませんね。
それはともかく、映画としても面白い作品ですので、機会があれば是非ご覧ください。

 

 

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