はたがね・クランプについて

工具・道具・治具

はたがね・クランプについて

木工をやっていて、材料の幅が足らないことが多くあります。
爺の工房では国産材の広葉樹を使うことが多く、特にこれからの時代は、大径木の入手が困難となることが予想されます。
そこで、広い幅の板が必要な時は、板と板をはぎ合わせて用いることになります。
また、木製品を組み立てる時にも接着が済むまでの間、必要になります。
更には加工過程において、治具や工具、材など固定しておきたい時には、はたがねやクランプは活躍します。
(はぎ合わせや組み立て等については、いつか改めて説明します。)

さて、はたがねですが、金属製の角棒の一端にネジで締め付けられるような構造になっていて、角棒には位置を任意の位置で固定できる構造になっています。
上図の右側の3種がそうです。
爺の工房では鉄製のものと真鍮製のものが大・中・小と何種類か使っています。

クランプについてはC型クランプ・平行クランプetc. 種類が色々あります。
爺の工房では、治具など固定用の数㎝程度のものから大型家具組み立て用の全長3m程度のものまで使っています。
上図、左側の3種が板はぎ合せ用や組み立て用の比較的大型のものです。
下図は板のはぎ合わせでの使用例です。

はぎ合わせでのクランプの使用例

 

使い方のコツについて

使い方については適材適所…というのでしょうか、大きさ・締め付けチカラの大小・懐の深浅等々を考えて使うことが まず一番です。
次に、組み立ての場合など対象にキズや凹みをつけてはいけない時には、直接締め付けないで、あて木を使うことが必要になってきます。
3番目には、ちゃんと固定されているかの確認をすること
これを うっかりしてしまうと、意味のないことになってしまいます。

さて、万力なども締め付け金具の仲間になるのでしょうが、今回は割愛させていただきます。

板の木取りから〜固定〜組み立て〜 様々なところで、はたがね・クランプは用いる機会が多いと思います。
大型のものは決して安くはありません。
一方で複数個(できれば4個1セット)を求める必要があるものです。
はぎ合わせや組み立てには「ゴムバンド」や「荷締めバンド」が利用できないかなど、工夫をして、どうしても代替品がなければ購入を考えていただきたいと思います。
Let’s try!

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