今シーズン初の「鱚釣り」に行って来ました。
見た目ほど水温は高く無く、底引きの漁船が何度も浅瀬まで往復するなど悪条件が重なり、釣果は残念な結果でした。
しかし天気も良く、早朝の気持ちいい時間を過ごすことができました。
爺が子供の頃は従兄弟同士で「お祖父さん」所有の櫓漕ぎの舟に乗り、少しだけ沖に出て、竿も使わずに糸を直接手繰る方法で、「鱚」や「コチ」を釣ったものでした。
当時は海も大変透明度が高く、砂地の底にいる魚が見える状況でした。
釣り人の格言に「見える魚は釣れない」というものもあるようですが、どう言う訳か、ちゃんと釣れたのが不思議です。
当時の仕掛けは色のついた道糸?(不透明でザラついていた記憶があります。ひょっとしたら釣り糸ではなかったのかもしれません)に鉛の錘と1メートルほどのハリスに2〜3本の針をつけただけの仕掛けとも言えない簡単なものでした。
サルカンなどの便利なものは一切なく、針も自分たちで直接ハリスに結ぶように仕掛けも含め、原始的な釣り方でした。
そんな仕掛けでも、結構な釣果がありました。
わずかしか無いお小遣いを出し合って「ゴカイ」(砂イソメ・ジャリメ)を調達しなくてはならなくても、それ以上にオトナの人たちが喜んでくれたのが嬉しかった記憶があります。
さて、現在では当時は買えなかった高級な釣竿・リール・仕掛け・エサまでを釣具店で自由に選び購入できるのは、老体にとっては有り難いことではあるのですが、当時の様な感動がイマヒトツ感じられないのは、贅沢なことなのかもしれません。
道具の心配をせずに、行きたい時に時間を工面するだけで、好きなことができる幸せを、これからも味わいたいと思います。
今シーズンの鱚釣りは、これからが本番!
大昔の子供時代の思い出に負けない喜びが何度もある事を!
Let’s try!
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